中途半端な距離ほど練習しよう。

中途半端な距離ほど練習しよう。

パー5でナイスショットを連発し、グリーンの近くまでボールを運んできたのに、アプローチが中途半端な距離が残ったり、パー4でティーショットがトラブルになり、上手く出してきたけれど中途半端な距離が残ったり、パー3で番手間の中途半端な距離のホールに出くわしたなど、こうした状況を上手く処理してスコアアップにつなげるにはどんな練習をすればいいのだろう。今回は、“中途半端な距離ほど練習しよう。”という話をしたい。

ゴルフでは、いつもフルショットとは限らない。特にセカンドショット以降は、ほとんどのショットがコントロールショットといっていいだろう。つまり、いつも中途半端なショットを強いられていることになる。裏を返せば、それは一番必要なショットということである。

そう考えると、まずは練習場で練習するべきショットは、この中途半端な距離を埋めるコントロールショットを磨くことが第一になると考えてもらうのがいいだろう。そうすれば、コースでプレーするにあたり、練習してきたものを存分に発揮させられることに繋がるだろう。

それでは、コントロールショットを練習場で練習するにあたり、効果的な練習はどのようにすればいいのだろう。これは、一球一球、距離を変えて打つことをお薦めする。

まずは、フルショットで打ってみて、次の一打はそれよりも飛ばさない。さらに次の一打はまたそれよりも飛ばさない。といった具合に、一本の距離でどこまで距離が落とせるか。その時に、どのような手法を用いて行っているのかをチェックすることが重要になる。

ボールは曲げてもいいし、高低差をつけてもいい。特に、2打目、3打目くらいは、「こんな感じかなぁ~」といった具合に行うことが多いので、フェースの向きやスタンスの幅、ボール位置などのセットアップによるものなのか、グリップ圧の変化などによるヘッドスピードのコントロールによるものなのか、クラブの長さの調節や振り幅の大きさによるものなのか、ローテーションの加減といったフェースコントロールなのかといった直感的にやりやすい手法を用いているものがどういうものなのかを探っておいてほしい。

それが分かったら、最大限に落とした距離を同じ要領と手法で元の距離まで戻していってほしい。元の距離まで戻したら、今度はフルショットの距離にどれだけ足せるか。その時に、どのような手法が自分に合っているかをチェックしてもらいたい。

距離を落とす時と同様の手法を用いてもいいし、違う手法でもいい。要は、どうすれば距離のコントロールが可能なのかを知ることが大事になる。このような練習をしながら、さらにクラブを色々変えて試してもらいたいのだが、練習するにあたって注意してもらいたい点を加えておこう。

距離を落とす時に注意してほしいのがスイングの緩みである。緩みながらスイングしているとインパクトも緩んできて、思いのほか距離が落ちてしまう現象になってしまう。そうならないためにも、少し身体を固く使うようにしてもらいたい。固く使えるようになるとスイング自体が締まって見えるように改善される。

距離を足したい時に注意してもらいたいのがリキミである。多少であればいいのだが、ただの力技になってしまってはスイングを壊す原因になってしまうので注意しておきたい。

距離のコントロールが出来るようになってくると、番手間の重ね合わせがしっかり出来るようになり、コースでも中途半端な距離でのクラブチョイスに迷うことがなくなってくる。

コントロールショットが特に必要なのはウエッジでのショットだろうが、ロフトがある分、インパクトポイントもズレやすい。特にスイングスタイルを阻害してしまうような手法を用いていると繊細に行わなくてはならないショットだけに結果も良くならないので注意しておきたい。

黒田正夫

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