どこに落とすか、どこに止めるかを考える。

どこに落とすか、どこに止めるかを考える。

コースに行くとスイングだけでなく、そのホールを攻略するマネジメントが要求される。この要求に沿って、一打ごとにどのようなプランを立てるべきなのかとなるのだが、その基になる考え方のひとつになるのが、ボールコントロールに対しての考え方である。明確に持っているかどうかで攻略方法は違ってくるので整理してみたい。
今回は、“どこに落とすか、どこに止めるかを考える。”という話をしたい。

ショットを考える時、スイングのチェックポイントばかり考えているものではない。まずは、“どの方向にどれくらいまでの距離”でといった考えが先立たなくては、スイングするという行動に対してのプランがなにも成り立たない。特に、“どれくらい”の距離というものはどこかに狙いを定めてから考えなくてはならないが、意外と曖昧だったりするのではないだろうか。実は狙いが曖昧では、クラブ選択はもちろんのこと、どうスイングするべきなのかさえもままならないことになってしまうことを知っておいてほしい。

コースでは残りの距離を測るうえで2種類のジャッジメントが用意されている。ひとつは、グリーンエッジまでの表示。もうひとつは、グリーンセンターまでの表示ということになる。距離測定器を使用する際でも単にピンまでの距離を知るだけでなく、グリーンエッジまでのキャリーを考えるか、グリーンセンターまでキャリー+ランの総距離を考えるかによっても、ピンに向かっての攻める角度は変わってくる。

例えば、縦幅が40y、横幅35yのグリーンで左花道は20yの幅があり、右手前にバンカーがあるとしよう。ピンの位置がエッジからどれくらいのなのかによっても、左右の違いでも考え方が違ってくる。

バンカー越え方向であれば、どこに落とすかを考えでプレーすることになり、こちらは最低でもバンカーをキャリーで越えられる距離をジャッジすることになり、バンカーを避けて左から攻める場合は、左花道方向であれば、どこで止めるかを考えてプレーすることができるため、キャリーだけでなくランも含めた総距離でのジャッジでもOKとなる。

これは右手前のバンカーがよりグリーンサイドに食い込んでいる場合も同様な考え方になる。もちろんプレーヤーによっても残っている距離や使用する番手によって考え方は変わるかもしれないが、どちらにせよ、どれだけのリスクを背負って行えるかとなるだろう。

このように、攻めるプランを立てるにあたり、グリーンエッジ+αの距離でどこに落とすのか、それともグリーンセンター±までの距離であれば、どこで止めるのかを考えておくことになる。どちらを優先して考えても構わない。

どちらの考えが合っているのか分からないのであれば、弾道の高さを目安にするといいだろう。弾道が高く、キャリーが十分でランは少ないのであれば、どこに落とすかを考えるところから始めるといい。逆に弾道がそれほど高くなく、ランが出てくれることがプラスアルファーと考えるのであれば、どこで止めるかから考えるのがいいだろう。これは、アプローチでも考え方は一緒になる。落とすか止めるかはプレーヤーの資質によるものになるので上手くいく方法でいい。

特にアプローチのセオリーでは、落としどころを考えてプレーすることが推奨されているが、上手く処理できていないと感じているのであれば、どこで止めるかを考えてプレーするのもいいだろう。落としどころを考えてプレーするならば、グリーンエッジやバンカーの先といったように一点に絞り込んで明確にキャリーを意識できる考え方で挑んでもらいたい。

止めるところを考えてプレーするならば、ボールを止める場所、もしくはボールが止まる場所を明確にイメージしてプレー出来れば、グリーン上のどこにピンがあっても攻めるべきラインを外さないプレーができるようになるだろう。

黒田正夫

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