スイングに悩む前にシャフトを見直してみよう。

スイングに悩む前にシャフトを見直してみよう。

ある程度スイングも固まってきたのは実感しているが、コースに出るとミスがミスを呼ぶように弾道が左右にバラついてしまう。そうなると、どうしても自分のスイングの欠点に目が行ってしまい、スイングを色々とイジリまわして自ら崩れていく。こんな経験のある人に、“スイングに悩む前にシャフトを見直してみよう。”という話をしたい。


ラウンド中、自分のスイングの傾向を分析して、スイングを修正、調整することは悪いことではない。ただし、スイングレベルがクラブの動きを阻害してしまうようでは、どのクラブを持ってもお互いのパフォーマンスが出し切れないものになるだけになってしまうので、ある程度、スイングレベルの向上は図るようにしたい。それでも、ミスした時に結果が許容できないものになってしまうのであれば、スイングをあれこれイジリまわすよりも、クラブとの相性を考えてもらうのがいいだろう。

まずは、振りやすいクラブと振りづらいクラブはどこで見分ければいいのだろうか。クラブ全体の重さやヘッドの形状、グリップの太さ等々、人それぞれクラブに対して感じるところがあるのだが、スイング中にタイミングやリズムを奏でているのはシャフトになるため、ここではシャフトの見直しを中心に話を進めていきたい。

シャフトの動きが自分に合っていないのであれば、シャフトのタイミングに自分が合わせて振るか、自分のタイミングに合ったシャフトに交換するかといった選択が迫られるわけだが、月に一回もラウンドしない、練習もほとんどしないレベルであれば、シャフトのタイミングに自分が合わせて振るようにしていくことをお薦めする。

そうすることで、振りやすいクラブと振りづらいクラブが識別できる感覚も備わってくる。そうすれば、振りやすいと感じるクラブを取り揃えることに繋がってくるはずだ。

ある程度、向上心を持ってゴルフに向き合っているのであれば、自分に合ったシャフトなのかを今一度チェックをして、改善が見込めないのであれば、見直しを図るようにするのがいいだろう。 シャフトの見直しを図るにあたって、タイミングやリズムが合っているのが第一条件ではあるが、いくらタイミング合っていても、ミスショットした時に即OUTになってしまうのではいただけないので、次の条件としては、ミスを軽減してくれるものとしたい。

ミスの傾向には様々なものがある。スライス、フック、球が上がる、上がらない、飛距離にバラツキがある、飛距離が出ないなどがあるが、スライスに悩んでいるのであれば、シャフトは全体的に柔らかめで、高トルクにして復元力を高めたい。さらに長さも長くしたり短くしたりしてスイング軌道との調整も行いたい。フックに悩んでいるのであれば、全体的には硬めで、シャフト先端も硬めで、シャフトが勝手に走らないようにしたい。

スピンが多く、弾道が吹き上がって飛距離をロスしているのであれば、重めで硬くするのもいいが、入射角が鈍角になるよう、長さも工夫したい。スピンが少なく、ドロップ気味になってしまうのであれば、先調子や全体を柔らかめにして打ち出し角を増やしたい。

当たれば飛ぶが、距離のバラツキがあるのであれば、短めにしてミート率を上げたい。ヘッドスピードが上がらず飛距離が出ないのであれば、軽めで硬め、さらに長くしてみたい。

このように、ミスの傾向を治そうとスイングをイジリ回すよりも、ミスの傾向を受け入れて、クラブにある程度依存してあげた方が気持ちよく振れることになる。そのためには、シャフトの重さや硬さ、調子や長さを見直すことは、スイングを悩まなくさせるためにも重要だ。さらに、ヘッドやグリップも見直すことで、より自分がイメージした通りのインパクトを迎えられることに繋がるだろう。

黒田正夫

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