グリップの重さを変えるとクラブも変わる。

グリップの重さを変えるとクラブも変わる。

ゴルフのクラブは4つの部位(ヘッド、シャフト、ソケット、グリップ)で成り立っていますが、意外とグリップに無頓着だったりしないでしょうか。使い古したグリップを交換する際に、太さや硬さ、握り心地やカラーリングに目が行きがちですが、グリップの重さにも着目すると同じクラブでも違う感覚にすることが出来ます。今回は、“グリップの重さを変えるとクラブも変わる。”というお話です。

クラブは、ヘッド重量やシャフト重量が変わればクラブ自体のテイストが変わるのは一般に知られていることですし、それを基準にクラブ選びがされているとも思います。しかしながら、グリップの重量が変わってもヘッドやシャフト同様にクラブへ変化を与えることが出来ます。

グリップの重量は、一昔前までは50g±5gだったものが、軽いものだと20g台、重いものだと80g台というものもあります。これだけ違うとヘッドやシャフト以上に様々な効果を期待できるのではないでしょうか。

「このクラブ、いまひとつ振り心地が悪いなぁ~?」と思ったら、ヘッドやシャフトに鉛を貼ったりして調整するとともにグリップの重量の見直しをするといいでしょう。

クラブにはスイングウエートと呼ばれるヘッドの利き具合を数値化したものがあります。D2とかC9といったバランス値でのことですが、グリップの重さを変えるとこの値も変わり、振り心地が変わってきます。ヘッドが利いているバランスを好む人もいれば、あまり利いていないバランスを好む人もいるので、ヘッドとシャフトの重量が同じクラブを用意してあったとしても、グリップの重量を重くしたり、軽くしたりすることで、好みのバランスに変更して振り心地を良くさせることができます。

それでは、グリップの重量を変えるとどんなメリットが生まれるのでしょう。まずは、グリップを重くすると当然ながらクラブ重量は重くなりますが、カウンターバランスになるため、ヘッドバランスが軽く感じられ、重いクラブを持っているにもかかわらず、振ったときに軽快な感じで振れるようになります。軽快に振れている感じがあるのにクラブ重量は重いので、ボールに対してより圧を掛けられることになり、初速アップに繋がります。さらに、手元が浮きづらくなることでスイング軌道が安定し、ミート率が良くなるので、相乗効果も期待できます。

逆に軽くするとクラブの総重量を軽くすることができます。総重量を軽くするとスピードが出せる要素が増えます。軽くなっているにもかかわらず、ヘッドの重さが利いた感じになるので、軽いクラブを振っていてもヘッドの重さが感じられるのでヘッドの軽さやシャフトの硬さに対しての違和感は少なくなります。今流行りの軽・硬のシャフトを装着した場合もいい効果が出るでしょう。

注意は必要です。クラブが軽くなったことでヘッドスピードが出せるようになったとしてもスイング軌道が安定していない人にはメリットが出なくなる可能性もあります。弾道のバラツキが出るようなら手元の重さを足すかシャフトの重さや硬さ、トルクを見直すようにしてください。

スイングテンポ&リズムが速い人にはメリットがあります。ヘッドが利いていてモタツキが感じられないのであれば、よりシャープさを促し素早いタイミングで振れるので、さらにスピードを上げられるかもしれません。ただし、クラブは14本までセッティングできるので、他のクラブとの兼ね合いも考えて、全体的な統一感を出せるようにしてください。

まとめると、グリップを重くするとクラブヘッドは軽く感じられ、クラブの総重量は増しますが、軌道が安定しミート率をアップさせる可能性があります。また、グリップを軽くするとクラブヘッドは重く感じられ、クラブの総重量は減ることになりますが、ヘッドスピードをアップさせる可能性があります。どちらが飛距離と方向性に優れるかはその人次第になります。今度グリップを選ぶときは、重さにも注目してみましょう。

黒田正夫

Page Topへ