運動歴を活用しよう。

運動歴を活用しよう。

ゴルフは生涯スポーツといってもいいくらいに、年齢を重ねても長くプレーできるスポーツです。そういうスポーツだからこそ、自身の身体に負担のかからないスイングの構築であったり、プレースタイルの確立を目指すものなのでしょう。自身の身体に負担のかからないスイングを構築するためにはどのようにすればいいのでしょう。それは、自身の運動歴から紐解くと気づくことがあります。
今回のお話は、”運動歴を活用しよう。”です。

某有名選手でも負担のかかるスイングを繰り返していることで手術をしなくてはならない程のケガに悩まされることに繋がっていたりするので、理論的には合っていても、自身の身体に合っていないスイングを目指さないように注意しましょう。ゴルフをジュニア時代から経験している人とそうでない人は、ゴルフのスイングにおいても自然に出来てしまっているものと作ってできるようになったものの差が出やすくなります。自然に出来てしまっているものは、柔軟性もあり、応用性にも優れている一方、作られているものは、どこかぎこちなく、応用しづらいものになっている傾向があります。さらに、長い時間繰り返すことに際してもパフォーマンスの差が出やすく、身体への負担もパフォーマンスの低下に伴うものになっているようです。コースに出て、ホールが進むにつれ調子を崩していくことがあったり、練習場でも何発かに一発しかそれなりの球が出ないようであれば、無理な型にハマっている可能性が高いものとなります。

例えば、部活などで野球をやっていた場合、バットをどのように持っているのか、どのくらいの圧なのかなどはグリップに通じるところであり、バッターボックスに立って構えた時にどのようなスタンスの取り方をしているのか、ピッチャーに向かってどのような向きで立っているのかなどのアドレスでのバランスやアライメントの取り方などに通じ、低めの球をどのように振っているのか、安定したトップや間の取り方、腕やや体幹の使い方、体重移動を促すフットワークの仕方や軸の取り方などスイングに通じるところが多くあります。ティーバッティングをしているような感覚を持って練習してもらえれば、クラブをこう持って、こう構えて、こう振らなくてはいけないなど考えなくても、粗削りながらもスムーズにスイングすることが出来るようになります。

つまり、1からゴルフスイングを覚えようとしなくてもよく、3でも5からでも始めることが出来ます。当然それだけでは、ゴルフにはならないのですが、コースに出てプレーすることがゴルフになっていくことを考えると、コースに出て、気持ちよく振って、ボールが飛んでいく姿を楽しむことができるように早くなることが必要です。そうすることで足りないことも解ってくるでしょうし、通用する部分は自信にも繋がるでしょう。

テニスやバトミントンをやっていた人であれば、フェース面の使い方による弾道の強弱であったり、卓球やビリヤードであったら打点によるスピンの掛け方、体操や登山であれば、体幹やバランスの取り方など、ゴルフにとって必要なものが体感できているのであれば、離れていても感覚は残っているはず。というよりも、出来そう、出来るといった具合に過去にスポーツを選定してきた訳ですから、その嗅覚に基づいて行動してもいいでしょう。あとは、ゴルフ特有の構えや動き、考え方に落とし込んでもらえれば上達が遅くなることはありません。

過去の運動歴を紐解き、スイングの構築やプレースタイルの確立を目指すうえでも、自然と出来るものであり、且つ身体へ負担の少ないものでパフォーマンスを最大限に発揮できるように考えてゴルフを構築していくことをお薦めします。

黒田正夫

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