足裏で地面の硬さ(コンパクション)をチェックしよう。

足裏で地面の硬さ(コンパクション)をチェックしよう。

コースでのラウンドの際、地面の硬さに気を配ったことがありますか?あると答えた人は環境条件を読み込む力を持っているといえます。コースでも練習場と同じで地面の硬さなど気にも留めていないという人はスコアを乱している原因のひとつかもしれないのでチェックするクセをつけましょう。今回のお話は“足裏で地面の硬さ(コンパクション)をチェックしよう”です。

プロの試合、特に海外メジャーのコースセッティングでグリーンの速さをスティンプメーターで計測された距離を表示するとともに表示されるのがコンパクション。コンパクションとは、地面の硬さがコンパクションメーターで計られた数値ですが、この地面の硬さは環境条件によって変化が著しいため一般的に表示しているコースは少ないと思われます。

それではなぜそんな地面の硬さ(コンパクション)をチェックしないといけないのでしょう。それは、地面の硬さがボールの跳ね具合に大きく影響するからです。ボールが落下して跳ねながら転がっていってしまったり、地面にめり込んでしまったりといった現象は、コースでのプレー時に誰しもが体感しているでしょう。

実はこの現象から地面の硬さを推測できる訳ですが、実際の所、このような情報を得ているにもかかわらず、見逃していたり、生かし切れていなかったりの影響でスコアを崩している人を多く見かけます。特にボールの行方に無頓着な人ほど、地面の硬さにチェックが行き届かない傾向がありますので注意が必要です。

地面の硬さに大きく左右されるのが、グリーンを狙うショットやアプローチといってもいいでしょう。コース上では環境条件、特に水分の含有量によって地面の硬さが変わります。水分が抜ければ硬くなり、水分が多ければ柔らかくなる訳ですから、ボールの落とし所の地面の硬さによってその後のボールの行方に大きく影響を及ぼすことになります。

グリーンやその周りの水分の含有量は、夏場であればスタート時が一番多く、時間が経つにつれ少なくなってきます。つまり、午前中はボールが跳ねにくいが、午後になると跳ねやすくなるといった傾向になります。冬場においてはスタート時の気温によって異なりますが、低温によって凍っている場合があるので跳ねやすく、溶けると跳ねにくく、乾燥して水分が抜けると跳ねやすくなるといった傾向になります。さらに傾斜の度合いや向きによっても水の流れがあるので、常に一定であるとは限りませんので、地面の硬さのチェックは都度、観察するように心掛けなくてはいけません。

それでは、どのようにチェックするべきなのでしょう。コンパクションにおいては、スティンプメーターのように今日は何フィートといった表示の目安がない場合が多い訳ですから、歩きながら自分の足裏の感覚をフル活動させましょう。特に難しいことではありません。歩きながら足裏に集中してもらえれば、地面の硬さの違いはすぐに分かるでしょう。さらに、弾んだボールの挙動を見極める目も必要でしょうし、環境の変化をいち早く察知する能力も必要であったりもします。ですから、常に自身のボールや同伴競技者のボールも見てそのボールの跳ね方や止まり方を注視するとともにグリーン周りにいったら、少し離れていても落とし所までは足を運び、その周辺の情報を足裏で感じ取るように心掛けましょう。

最後に地面が硬い=速いといった偏った考え方にはならないようにしましょう。冬場のように、跳ねている時は大きく弾むのでその分距離が出てしまうのですが、転がり始めるとすぐに止まる場合と試合のコンディションのように転がり始めても止まらない場合がありますので、しっかり見極めていないとパッティングのボールスピードに影響を及ぼしてしまうので注意が必要です。

黒田正夫

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