パー3はグリーン奥を狙おう

パー3はグリーン奥を狙おう

グリーンを狙うショットがなかなか乗らないことにヤキモキする人も多いことでしょう。打ちにくいところであればあるほど多くを望むよりも次打へのポジショニングを優先するべきではありますが、例えば、パー3である程度の距離であれば地面も平らに近いし、ティーアップすることもできるわけだから確率を上げたいところ。
どうすれば確率が上がるのか。今回はグリーン奥を狙おうというお話です。

ショートホールには設計者の様々な意図が散りばめられています。ピンをどこに立てるとどのようにプレーヤーは感じられるのか。ピンの位置によってグリーンを狙う方向や乗せる場所が変わってくるので、大きなミスが許されないものとなります。つまり、ティーショットのミスがスコアに直結しやすいのがショートホールの罠になります。

ホールの距離が長くなるにつれ、ナイスオンする確率は下がる傾向になります。ティーグラウンドまたはグリーン周りが木々に囲まれていたり、池がグリーン周りに配置されていたり、谷などで風の通り道があったり、そのような風や気温、湿度などの状況によってもグリーンを捉えることが難しくなることも頭に入れておくべき事柄ではありますが、その前に狙い所やクラブ選択に問題がなかったかどうかを今一度チェックしましょう。

パー3だけでなく、グリーンのセンター狙いもしくは手前エッジや花道狙いといった考え方がセオリーではあるでしょうが、グリーンに届かず手前のハザードに入ってしまったり、ショート気味の傾向にあるようでしたら、次のラウンドでは思い切ってグリーン奥を狙ったクラブ選択をしてみましょう。

なぜ?グリーン奥を狙うのか?それは、距離が長くなればなるほど選択されるクラブも変わり、クラブが長くなるにつれ、ミート率が下がる傾向があるのであれば、ロスする距離を想定することも考えなくてはならないからということです。

フルショットを想定し選択されたクラブの最大飛距離がグリーンセンターまでの選択であったならば、限りなくショートする可能性が高いということになります。少しのミスも許されないようなクラブ選択は慎むべきです。距離の短いホールでショートアイアンを持つ場合であっても同様に考えてもらってもいいでしょう。つまり、パー3は各個人の技術力の差が距離のバラツキとしてハッキリと出ることになります。

例えば、100y、130y、160y、190yといったショートホールがあるとします。当然、各個人のポテンシャルによってクラブ選択も変わるわけで、風や気温、湿度などの環境条件も踏まえつつ、特にグリーンの硬さによってもキャリーのコントロールが必要になるため、どうしても転がりを含めた距離を想定してしまうようになります。それが、キャリー不足となり、グリーン手前のハザードに捕まる原因となります。それを防ぐためには、持つ番手によってミスヒットする確率とそれを補うための保険の掛け方を変えていくようにしなくてはいけないということです。

安定したキャリーが得られるプロや上級者は、アプローチ同様、ランを考えてプレーすることができますが、同様の攻め方をするのではなく、まずはキャリーを考えて、ミスヒットしたとしてもハザードに捕まらないようにプレーをマネジメントするようにしていけば、自ずと持つクラブも変わってくることにもなるでしょう。

コースでは、選択されたクラブの最もいい当たりをした飛距離で勝負するのではなく、打点が多少ズレた薄い当たりであってもピンの周りにあるようなミスを想定したクラブ選択をすることがナイスオンを増やす秘訣になります。つまり、最高の当たりが出たとしてもそれ以上の距離はそのクラブでは出ないのですからグリーン奥を想定したクラブ選択であってもグリーンからこぼれるということはない訳です。ピンがグリーン手前に切ってあったらグリーンセンター狙いくらいのクラブ選択が望ましいでしょう。

黒田正夫

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