緩んだ!!!なにが?

緩んだ!!!なにが?

アプローチやパッティング時にミスの症状として見かける“緩んだ”スイング。なにが緩むかというとダウンスイングのスピード。緩んでしまう原因は様々で、時折であればまだいいのですが、症状が進んでいるにも関わらず、その緩んだ状態をそのまま放置する場合がほとんど。この“緩んだ”状態にならないようにするためにどうすればいいか。
今回は“緩んだ!!!なにが”というお話です。

ダウンスイングが緩んだスイングはショートゲームで見かけることが多いのですが、グリーン周りは飛ばさないことが多いのでダウンスイングから“緩んだ”感じでクラブを減速させながらボールに当てても意外と結果が良かったりします。この感じの出し方を“当て感”と言いますが、微妙な距離感を作るうえではとても大切な要素ではあります。クラブを振るスピードや振り幅、打音であったり、打感であったりするわけですが、これ自体が悪いのではなく、緩んだ当て感だけに頼っていると飛ばさないようにすることが出来ても飛ばすように振ることが出来なくなってくるので注意が必要です。

もっとも飛距離やスピンに絡むところでシビアにコントロールすることが求められるところではありますが、この緩んだ状態に慣れてくると知らぬ間に当て感に頼った危険な状態に陥り、さらに悪くなってくるとロングショットにも影響を及ぼします。特にショートゲームでは、残り距離以上にバックスイングの振り幅が極端に大きくなったり、スピードが早過ぎたりして、ダウンスイングで極端にスピードが落ちたり、フォローが取れないほどになかったりといろいろ症状が出てきます。

そうなってしまう原因のひとつにフェ―スローテーションを過度に抑えようとすることに問題があることなのですが、当の本人さえも気づいていないことが多く存在します。それは、ショートゲームのセオリーがローテーションを抑えるということだからです。このような症状の人の場合、抑えるのではなく、“してはならない”と思っていたり、球を上げたいからロフトを増やす、そのためには開く方向へ使わなくてはいけないからとローテーションを逆回転させる人も出てきます。そうすると極端に飛ばなくなってくるため、飛ばさないようにクラブを使いながら飛ばすように振ろうとするため、バックスイングの振り幅やスピードが必要以上に大きくなったり早くなったりする現象になります。その場合、まずは頭の中に入っている“ローテーションを抑える”という言葉を“ローテーションは必要に応じて行う”と改めましょう。

よくあるパターンとして、もうひとつ挙げるとすれば、ダウンスイングで力を入れてはいけないと勘違いしているパターン。入れてはいけないと思うため、力を抜く、クラブの重さに任せるといったことになるわけですが、重めのクラブから軽めのクラブに変更した時にヘッドが落ちてこずにトップするミスが出やすいのでクラブ任せにせず、自ら出力を出すように心掛けていきましょう。また、コッキングを多めに使う人もクラブの運動量が多くなりがちなのでバックスイングでのコッキングの動きをコントロールできるようにしましょう。

自身およびクラブの出力を必要な分だけ出すようにしておかないと、その反動で、飛び過ぎることを警戒して、ダウンスイングが緩んできます。そうするとインパクトで当たり負けを起こしたり、ダフッたりしてショートしたり、ウエッジで打っているにもかかわらず、だらだらとスピンが利かない止まらないボールになり、思った以上にオーバーしたりして距離感が合わなくなってきます。
緩んだダウンスイングでは最悪、ドライバーの飛距離も落ちてきますので注意が必要です。そうならないためにも、球を打つイメージを変え、そのイメージを変えることによってスイングを変化させていきましょう。

黒田正夫

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