ヘッドの特性を生かそう(FW・UT・アイアン編)

ヘッドの特性を生かそう(FW・UT・アイアン編)

最近はFWでも“5番ウッドで3番ウッドの飛び!”やアイアンでも“2番手上の飛び!”といった具合に飛距離を謳っているものがありますが、なぜ似通った形状で呼び名も同じ分類をされているにも関わらず、そんなに飛距離が違ってくるのか。それはドライバー以外のクラブでもヘッドが著しく進化している証拠です。今回はヘッドの特性を生かそう(FW・UT・アイアン編)というお話です。

まずは、それぞれのヘッドの見た目と大きさがあきらかにひと昔前のものとは違っているのはお気づきでしょう。FWはドライバーに近づき、UTはFWに、アイアンはUTに、ウエッジはアイアンに近づいていっています。それに合わせて低重心化が進み、重心の上目でヒットできるようになっているのでロフトを立てても高弾道が出るように設計されています。さらにスピンが軽減されていくため、高弾道・低スピンが自動的に可能になり、“1~2番手上の飛び!”が実現できているわけです。

FWはヘッドが大きくなってきたことでシャフトが短く感じられるとともにスイートスポットが広くなり、ミスヒットに強くなってきています。ミニ・ドライバーと言っても過言がないでしょう。UTは今では重宝がられるクラブのひとつとなりました。大きさや形状がFW寄りかアイアン寄りかは好みが分かれるところですが、ロフトや形状をチョイスしながら目的に合わせて複数本持っておきたいものです。アイアンはプロモデルでもひと回り大きくなってきているメーカーも出てきました。トップブレードも以前に比べ厚みを増してきています。バックフェースが特徴的に感じられるモデルが多いのですが、最近はスイートスポット後方に厚みを持たせて打感を良くしたり、複合金属の組み合わせであったりドライバーに負けず劣らず、最新テクノロジーが搭載されています。

次にそれぞれのソールの形状も確認していきましょう。FWやUTは座りやすさや可変重量ナットの位置を、アイアンは厚みやカットデザインを見てみましょう。これらのクラブは地面から打つことが想定されているため、地面の硬さや芝生の抵抗を出来るだけ軽減させるような工夫がされています。自身の構えや入射角、軌道に合わせてチョイスしていきましょう。

データー的にはFP値を見ると一番違いが解るでしょう。FP値(=フェースプログレッション)とは、ヘッドのリーディングエッジがシャフトの軸線からどれだけ出ているか引っ込んでいるかという値ですが、アイアンでいうとストレートネックやらグースネックといったものです。リーディングエッジが引っ込んでいるグースネックは、ボールが捕まりやすくなるメリットがあります。ストレートネックはボールが拾いやすくなるとともに操作性が高まります。このようにヘッドの特性を値から知ることで求めている弾道であったり、ミスの軽減に繋がりますので自分が使う道具にどんな特性を持たせると有利なのかを知るうえでも広く浅くでも知識を持っておきましょう。

FWはFP値の違いが解りづらいかもしれませんが、シャフト延長線上のヒール下が出っ張っているか否か。出ていると左に行きづらく、ライナー系のイメージが出やすくなります。UTはリーディングエッジが出ていればFWに近い特性を持ち、グースネックになっていればアイアンに近い特性を持っていますので、ウッドが好きかアイアンが好きか好みが分かれるところでもあります。当然、どちらか解らない場合はその中間型も用意されていますのでそちらをチョイスしていくと悩まなくて済むかもしれません。

黒田正夫

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