ヘッドの特性を生かそう(ドライバー編)

ヘッドの特性を生かそう(ドライバー編)

最新モデルが発売されるたびに最新テクノロジー搭載で前作より〇〇ヤード飛ぶ!といった謳い文句が並びますが、そのほとんどがドライバーだけでなくFW・UT・アイアン・ウエッジ・パターに至るまでヘッドの性能を謳っています。こんなクラブヘッドですがインパクト時はボールとの唯一の接点にもなるので広く浅くでも理解しておきましょう。今回はヘッド(ドライバー)の特性を生かそうというお話です。

大きさや形状、複合ヘッドやスリット、可変重量ナット等々、見ためで分かるところもあれば、見ためはオーソドックスなのに重心の位置など内部構造の工夫によって低重心化以外の特性が分かるものもあるので一概にこのヘッドがいいとは言えないのが実情ですが、ドライバーであれば、ヘッド重量・重心距離・重心深度・重心角・フェース角等々の数値がスペック表や雑誌等から入手することが出来るので参考にしながらも、なんとなく読めるまたはある程度理解できるようにしておきましょう。

ヘッドの数値にはそれぞれ意味があります。例えば、ヘッド重量は市販品で概ね190g~205g程度に収まっていますが、軽いものと重いものでは15g程度の差があります。重量が重いほど衝突能力に長けるというメリットがある反面、重すぎるとヘッドスピードが上げづらいといったことがデメリットとして挙げられます。手持ちのドライバーに可変重量ナットが付いているようでしたら重量を変えてみたり、取り外してみたりしながら打ってみてください。たかだか数グラムの違いがいかに振り心地を変えるかといったことを実感できるはずです。

重心距離はヘッドの回転スピードを操作させやすいか、否かということになります。重心距離は短い方がヘッドの操作が容易になるので、ボールを曲げながらコントロールしていきたい人には大いなるメリットになります。逆にボールを曲げづらくさせる特徴を生かして真っ直ぐ攻めていきたい人は重心距離が長い方がいいでしょう。加えて重心距離が長ければ長いほど遠心力が増し、短いシャフトでも長尺効果が得られるメリットがあります。ただし、フェースコントロールがある程度出来ないと振りづらさしかありませんので要注意です。

重心深度は、フェース面からヘッドの重心がどれだけ後方線上にあるかといったことで、後ろにあればあるほどヘッド後方が重くなるためシャフト先端が動きやすく、結果ヘッドが上に向きやすくなります。つまり打ち出し角度が高くなるので、弾道が低くてキャリー不足に悩む人には大いなるメリットになります。加えて、ヘッドが後ろから押されて前に前に動こうとしますから、ミスヒットした時でも当たり負けせず押し込んでいってくれるため飛距離ロスが少ないメリットもあります。デメリットとしては、バックスピン量が増える傾向にありますので、浮力が足りない人にはメリットでも吹け上がる可能性がある人にはデメリットになります。ミート率は高いけれどバックスピンが多い、またはボールが上がり過ぎることに悩んでいるようでしたら重心が浅いまたは高いヘッドをチョイスするのがいいでしょう。

大きなスライスに悩んでいたらフックフェースになっているヘッドでもいいでしょう。見た目で右に行きづらく感じるだけでも安心がありますし、フェースが戻りきらなくてもスライスを軽減させてくれます。ただし、アドレスの向きが狂ってしまうようでしたら、この機能は逆効果となりますので、要注意です。

ドライバーのヘッドの特性について大まかに説明してきましたが、このようにドライバーのヘッドは見た目から内部の機能まで様々なテクノロジーが満載になっています。どの機能が自分のスイングとの相性や効用があるのかを知っているかは大事な要素です。ドライバーは距離が出てしまうクラブなだけにヘッド選びは慎重に。

黒田正夫

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